
2006年06月30日
第三の嘘
![]() | 第三の嘘 Le Troisieme Mensonge アゴタ・クリストフ Agota Kristof 堀茂樹・訳 早川書房 Amazonで詳しく見る |
「第三の嘘」はとにかく刺激的な一冊でした。
「悪童日記」や「ふたりの証拠」で現れた謎・伏線がこの「第三の嘘」でどう解かれるのか? などと期待しても報われることはないので、不快を感じる人も多いかと思いますが、「悪童日記」から一貫した客観的な描写と、特に「第三の嘘」の第二部での語り手の描写には、頭がくらっとくるぐらい驚きがありました。小説を読んでいて初めてかもしれません。
ただ、内容的にはこれも一貫して暗く、ブラックな雰囲気がにじみ出ているので、好みは分かれるのかもしれません。
個人的には著者のアゴタ・クリストフが世界をどのように認識し、作品に反映させているのかが気になって仕方がありません。彼女はいったいどういうつもりで作品を書いているのでしょう?
by 管理人 at 2006年06月30日 09:05
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