白昼の幻想

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白昼の幻想白昼の幻想
The Trip
1967年/アメリカ/79分
監督・製作:ロジャー・コーマン
脚本:ジャック・ニコルソン
撮影:アーチ・R・ダルゼル
出演:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ブルース・ダーン、スーザン・ストラスバーグ、ルアナ・アンダース、他
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「若手CM監督が実際にLSDをやってみる」というだけの話のアメリカン・ニューシネマ。

DVDの特典映像によると、監督のロジャー・コーマンは、撮影前に数名のスタッフと交代で実際にLSDを体験したいたよう。

脚本はジャック・ニコルソン、主演はピーター・ドンダ。他にデニス・ホッパー出演しており、2年後の「イージー・ライダー」の布石となった記念碑的映画。

今観て目を惹くのは、「60年代後半」という時代の空気や勢いと当時の最新の視覚効果。

限られた予算、時間の中での、照明や撮影監督や編集などのスタッフの知恵と努力がにじみ出ていて好印象。

照明がトグロを巻いているピーター・フォンダのベッドシーンはISO(ASA)50のフィルムで撮影したものを4倍に増感しているようです。

こういう制作費的にB級映画は、今の日本なら、ピンク映画やVシネに変換可能なはずだと思うのですが、この映画のような「みずみずしさ」のある映画は自主映画からでてくるのかもしれません。







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