![]() | アルフィー スペシャル・コレクターズ・エディション Alfie 2004年/アメリカ/105分 製作・監督・脚本:チャールズ・シャイア 原作:ビル・ノートン 撮影:アシュレイ・ロウ 出演:ジュード・ロウ、マリサ・トメイ、オマー・エップス、ニア・ロング、ジェーン・クラコウスキー Amazonで詳しく見る |
1966年にイギリスを舞台にした映画のリメイク版。このジュード・ロウの「アルフィー」は60年代のニューヨークを舞台にしている。
'66年版もそのようだが、映画の手法としてはウディ・アレンの「アニー・ホール」などでもあったように、役中の登場人物の心理描写を役者がカメラ目線で語りかける手法がとられていることでメタ映画的な演出が施されていたことが印象的。
それとこのリメイク版の「アルフィー」はアメリカ資本の映画なようだが、映画のテイストはすこぶるイギリス的なような感じがした。なんというか、まぁ「紳士的」ということなんだけれど、シリアスな事柄に関してサラリと描写するところなどはそんな印象が強い。
仮に、下ネタ的な話があっても女性が引くことがないというか。個人的にはそんな描写は「綺麗事」に映ったりはするけれど、生々しいものを見たくない時なんかは案外こういう映画が安心して見れるものなのかもしれない。
こんな映画には主演のジュード・ロウがハマる。彼の作品はまだあまり見れていないが「ガタカ」などでもいわゆるハリウッド映画とは一線を隔すような、ちょうどインディペンデントとハリウッドの中間に位置するような作品を好んで出演しているような印象がある。
それは高校を中退してイギリスからアメリカに拠点を移した彼の生い立ちとも重なる部分があるように感じ、ひたすらハリウッド大作を目指したトム・クルーズやインディペンデント的な映画で自分のキャリアを磨いたジョニー・デップとは違った道もあるということを発見し、狙いとしては案外「悪くない選択肢」だ。なんてことを思ったり。