乱歩地獄

トップページ > 日本映画・邦画 > 乱歩地獄

乱歩地獄 デラックス版乱歩地獄 デラックス版
2005年/日本/135分/R-15
監督:竹内スグル、実相寺昭雄、佐藤寿保、カネコアツシ
原作:江戸川乱歩
脚本:竹内スグル、薩川昭夫、夢野史郎、カネコアツシ
撮影:竹内スグル、八巻恒存、芦澤明子、山本英夫
衣装:北村道子
出演:浅野忠信、成宮寛貴、松田龍平、森山開次、shan、市川実日子、吉行由実、寺島進、岡元夕紀子、大森南朋、緒川たまき、他
Amazonで詳しく見る

何年か前にテアトル新宿でロードショーしていた「乱歩地獄」をようやく鑑賞。この映像作品集は乱歩作品のオムニバス形式になっている。

江戸川乱歩原作ものでは実相寺昭雄監督の「屋根裏の散歩者」石井輝男監督の「盲獣VS一寸法師」などを鑑賞しているが「是非原作を読みたい」と思わせる作品ではなかったのでそんなことを期待しつつ観ることに。

特に「芋虫」「蟲」観ていて思ったのは私がかつて撮った「液体と傷」は映像的にはこんな感じのことをやろうとしていたことを確認してしまった。

「プロットがない中で2人の女がモノローグ的に会話をしていく様子はその人個人の社会性を排除してしまうと、結果的に残るのはエロティックなものだった」ということが、乱歩原作の作品にも感じられ新鮮だった。

同時に、自分が撮るなら乱歩もののような作品を撮りたいが、自分が観て面白いと感じる作品は違うテイストであることも確認させられた。「こういうの好きだけど、面白くはない」などと他人事のように思いそうになるがそうではない。

個人的には「芋虫」の岡元夕紀子さんと「蟲」の緒川たまきさんの演技が好印象だった。「美しい人はただそこにいるだけで美しい」なんて言葉を思い出してみたり。






トラックバック

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 乱歩地獄:

» 緒川 たまき(おがわ たまき) 送信元 芸能人プロフ.com
緒川 たまき(おがわ たまき) 生年月日:1972年2月11日 出身地:山口県徳山市(現・周南市) 身長:168 cm 体重:不明 スリーサイズ... [詳しくはこちら]


プロフィール

「映画喫茶」は自主映画監督、酒井啓が鑑賞した映画や小説などについて綴ったデータベースです。プロフィールなどの詳細は下記公式サイトへどうぞ。

○ 公式サイト
http://sakaiakira.net/
○ 公式サイト(English)
http://en.sakaiakira.net/

PR



Copyright 2005-2011 sakaiakira.net All Rights Reserved.