おいら女蛮

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おいら女蛮おいら女蛮
2006年/日本/62分/R-15
監督・脚本:井口昇
原作:永井豪
撮影:長野泰隆
音楽:石井雅子
出演:亜紗美、桃瀬えみる、松中沙織、伊東静香、デモ田中、美羽、村上浩章、ビートありま、三浦敦子、大堀こういち、他
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良い意味で期待を裏切られた1本。

井口昇監督作品は初めて観ましたが、もう少し役者への演出をちゃんとしてくれてもいいような気はしますが、ギャグ、エロ、コメディー、アクション、様々な要素を盛り込んだ力量は圧巻の一言。

特に美術は、もし、この作品がシリアスでサイバーな雰囲気の映像だったら初期の塚本晋也監督を彷彿とさせる、作り込みの確かなもので作り手の情熱を感じないわけにはいかない。

画に映っているのは「おっぱい(乳首)ミサイル」を「いやん、いやん」と言いながら発射する映像とかだったりするので一瞬評価をためらいそうになるが、映画のできは良い。

見る前から想像がついてしまうような予定調和的な、映画版「キューティー・ハニー」と比べても、良い意味で自主映画的で原作者は同じでも作り手によってこんなに作品の質に違いがでることを再認識。

エロコメディー映画というと小沼勝監督、脚本・荒井晴彦氏、原作・笠太郎氏の「Mr.ジレンマン 色情狂い」などを思い出しますが、これなんかと基本的には同じ路線のように思う。

こういう映画を突破口として何か「新しい映画」ができはしないか、とつい期待してしまう。







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