![]() | H STORY 2001年/日本/111分 監督・編集:諏訪敦彦 プロデューサー:仙頭武則 撮影・出演:キャロリーヌ・シャンプチエ 音楽:鈴木治行 出演:ベアトリス・ダル、町田康、馬野裕朗、他 Amazonで詳しく見る |
今回の作品は、フランスの監督で「去年マリエンバートで」や「夜と霧」などを撮ったアラン・レネの「二十四時間の情事/ヒロシマモナムール」をリメイクしようとする、ということ自体が内容のドキュメント的な映画。
役者にはジャン・ジャック・ベネックスの「ベティー・ブルー」に出演していたベアトリス・ダル、や、町田康、などが出演。
かなり変わった作品でしたが、現場のやりとりなど、どこまでほんとかわからないところにニヤニヤしながら観てしまった。
それこそ視点(カンヌの「ある視点」か何かの部門受賞していたはず)、主題?、がかなり変わっているのでいわゆる他の映画と比べられないのが歯がゆい感じではあるのだが、ベアトリスには思った以上に引き込まれてしまった。
それほど好きな女優ではなかったはずなんだけど、ああいう人が目の前にいたら嫌なんだけど、町田康と絡んでいたからか、初めて観たときよりかなり歳をとっていたからか、アンニュイだったからか、勝手にすごく親近感を感じてしまった。
ベッドシーン、というか話し相手がとても近くにいる状態でのセリフ?のやりとりが多く、そのためかアップも多く、近くにいる感じがしたのだろうか。自分ももちろんそうなのでけれど、人は歳をとる、ことを再認識。
やっぱり彼女は「ベティー・ブルー」の破天荒な印象がとても強いので予想できない行動をとりそうでそわそわしてついじっくり追ってしまった。
それにしても、映像作品で何をどのように観せるのか、という問題意識の珍しい作品でした。笑うところないし、ストーリーも破綻してるし、役者の数少ないし、暗いし、それほど真面目でもないし、ここまでネガティブなキャッチがポンポンでてくる映画はとても少なく、とても人に勧められないのが残念なのですが、僕が撮る人だからだと思いますが、自分がその場にいるように感じる数少ない映画で、彼の映画はそういう作品が多いです。
それにしても、問題意識の珍しい作品だ。自分もあやかりたいものです。