ポール・ボウルズの告白

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ポール・ボウルズの告白~シェタリング・スカイを書いた男~ポール・ボウルズの告白
~シェタリング・スカイを書いた男~

Let It Come Down:The Life Of Paul Bowles
1998年/カナダ/73分
監督:ジェニファー・ベイチウォル
出演:ポール・ボウルズ、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、他
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ポール・ボウルズ関連はベルトリッチが監督した「シェルタリング・スカイ」しか観たことはなく、他の著作は読んだことがないのですが、モロッコのタンジールでのボウルズの生活を通じて、「ビート・ジェネレーション」と呼ばれているウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ジャック・ケルアックなどが、現地安い値段で若い男を買い、召使いを複数雇い、ハシシなどに耽っていた生活が「アメリカ人」的フラットな視点で語られていた。

ボウルズは20年代からタンジールに渡っていたようだが、50年代になってバロウズやギンズバーグが来てからは他の名立たる「ビート」の方々がタンジールで(勝って)気ままな生活をしていた様子が、今となっては「おじいちゃんの昔話」のように好感度すら感じるくらいフランクに語られる。

あと、作中でボウルズとバロウズが話していましたが、ベルトリッチの映画版「シェルタリング・スカイ」を原作者のボウルズは全く認めていないよう。

バロウズも「映像化不可能だ」と同調していましたが、映画の「原作者」が別メディアの作品として一人歩きした作品に不満を言う、という紋切り型がわかりやすくあらわれていたことには少し驚いてしまった。







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