暗殺者のメロディー

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暗殺者のメロディー暗殺者のメロディー
The Assassination of Trotsky
1972年/フランス・イタリア・イギリス/104分
製作・監督:ジョセフ・ロージー
原作・脚本:ニコラス・モスレー
撮影:パスカリーノ・デ・サンティス、ヴィットリオ・ストラーロ
音楽:エジスト・マッキ
出演:アラン・ドロン、リチャード・バートン、ロミー・シュナイダー、ヴァレンティナ・コルテーゼ、ジャン・ドザイー、他
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ジョセフ・ロージー監督を知らず、主演のアラン・ドロンのジャケと「暗殺者のメロディー」という邦題に惹かれて観てみることに。

まずオープニングあたりから、近年めっきり見られなくなった「ズームカット(アウト)」が連発し、70年代的なシーン作りにノスタルジーを感じる。

実際は20年の服役後にスターリンによって勲章を受けたラモン・メルカデル(ジャクソン)役を演じたアラン・ドロンのさえない暗殺者っぷりに多少辟易としたが、リチャード・バートンのスケールの大きい演技っぷりやヴァレンティナ・コルテーゼの美貌にうっとりとしてしまうシーンも多々あり、シリアスな心理サスペンスものを充分堪能する。

72年公開の映画なので、デビュー10数年のアラン・ドロンは「難しい役所に挑戦」といった感が当時はあったことが予想されるが、まわりの上記のような役者とは善くも悪くも違う存在感を放っていたように感じられた。

製作も兼ねた、監督のジョセフ・ロージーの気合いの演出が感じられる印象的な1本。







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