コード:アンノウン

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コード:アンノウンコード・アンノウン
CODE UNKNOWN
CODE INCONNU: RECIT INCOMPLET DE DIVERS VOYAGES
2000年/フランス・ドイツ・ルーマニア/113分
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ
製作:マラン・カルミッツ、アラン・サルド
製作総指揮:イヴォン・クレン
撮影:ユルゲン・ユルゲス
出演:ジュリエット・ビノシュ、ティエリー・ヌーヴィック、ヨーゼフ・ビアビヒラー、アレクサンドル・ハミド、他
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この作品もなんというか、いつものハネケ作品と同様に、「説明を省いて問いかける系」の映画。「分かりにくい」なんて監督本人に言ったら「説明はしない云々かんぬん」長々と説明されそうな感じである。

「71フラグメンツ」もそうだったけれど、「観ていれば分かる映画」ではなく、ハネケ監督の挑発に乗っかることで初めて道筋が見えてくるような、観る側の能動性が求められる映画。

オープニングとエンディングの「手話」などのそれぞれのエピソードの断片それぞれが複雑に絡み合うことを求めたような映画ではないこと、そうではないところを魅せることに終始しているところは、今から7年も前の映画だが、魅せ方に斬新さを感じないわけにはいかない。

さらに、ハネケ監督の代表的な映像演出の手法として長回しがあるが、その編集では、カットの頭、あるいは、最後にその長回しで魅せるエピソードが含まれていることが多いことを発見。

「コード:アンノウン」公式サイト【英語】
http://www.atalantafilmes.pt/2001/codigo/index.htm







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