24アワー・パーティ・ピープル

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24アワー・パーティ・ピープル24アワー・パーティ・ピープル
24 Hour Party People
2002年/イギリス/115分
監督:マイケル・ウィンターボトム
原作:トニー・ウィルソン
脚本:フランク・コットレル・ボイス、撮影:ロビー・ミュラー
出演:スティーヴ・クーガン、シャーリー・ヘンダーソン、アンディ・サーキス、レニー・ジェームズ、他
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長い間気にはなっていたのですが「9songs」に続いてようやく鑑賞。

マイケル・ウィンターボトム監督作品はその「9songs」だけだったのですが、「今、イギリスで一番勢いのある映画監督の一人」と聞いて観た「9songs」は企画はまぁいいにせよ、構成・演出がシンプルすぎ、というか、役者任せな部分が全編を通じて感じられてしまい、カチンコ感は評価すべきだと思うけど、映画としてはものたりないところもあった。

それにひきかえこの「24アワー・パーティ・ピープル」の出来のすばらしいこと。久々にこんな面白い映画を観た気がする。

ピンク四天王の瀬々隆久監督が「ここ数年、マイケル・ムーアやマイケル・ウィンターボトムなどがDVで作品を製作し、カンヌなどのコンペティションで上映している」と「ユダ」のDVDの特典映像で言っていましたが、そのカンヌに出品したのがこの作品。

DVは素材がフィルムではないので、「フィルム=映画」という考え方の映画際では映画でなない映像として扱われますが(ビデオ部門など)最終的に35ミリに落とすなどしているはずですが「DV作品がカンヌのコンペティションで上映」という事実には驚いた。知らなかった自分が恥ずかしい・・・。

内容はイギリス、マンチェスターを舞台にした、パンクムーブメント~アシッドハウスの終焉まで(1976年~1992年)までの音楽シーンを記録的に描いた異色作。

この映画とても手が込んでいて面白いのですが、マスコミ的なキャッチが難しいように思う。「ギャガの売り方やよくない」といいたいわけではなく、作品の面白さを伝えるのが難しいように思う。

雑多な部分が面白かったりするのですが、決してくだらない感じではなく、ある意味とても真面目に撮っていると思うが、くそ真面目にやるというよりは、音楽シーンを知らなくても楽しめる作品に仕上がっている。

それと、驚くべきはその画量。だれにでも撮ることが可能なDVだからこそ、そのその膨大なカットを観てしまうと、脚本と撮影の労力がうかがえる。機動力とメディアのコストがかからないという利点をその臨界点まで存分に活かしている作品。

映画「24アワー・パーティ・ピープル」公式サイト
http://www.gaga.ne.jp/24hour/







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