テープ

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テープテープ
Tape
2001年/アメリカ/87分
監督:リチャード・リンクレイター
原作・脚本:ステファン・ベルバー
撮影:マリーズ・アルバルティ
出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ロバート・ショーン・レナード、他
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「恋人たちのディスタンス」で野心的な恋愛映画を撮り、ベネチアを制したリチャード・リンクレイター監督のDVに見えないDV作品。

撮影カメラはPD-150を使用した模様ですが、ただ撮っただけではあの画はだせないので編集作業で何かしているはず。

スポンサーなしで16ミリフィルムで長編を撮ろうとすると莫大な制作費がかかる事を考えると、どうすればあれくらいの画が撮れるのかとても興味深い。最近はパナソニックADX-100?などは24コマ・映画モードでフィルムっぽい映像が撮れるようですが、ハイビジョンを比べてしまうとソースの弱さ?が気にならずにはいられない。でもハイビジョンのDTVはもう少し待ちかな。

さて、映画ですが、かつて「今を生きる」でナイーブな少年を演じていたイーサン・ホークとその実の妻、ユマ・サーマン、そして同じく「今を生きる」で早まって自殺を遂げてしまったロバート・ショーン・レナード、3人の密室劇。

低予算、少人数のクルーで撮影したこの作品は完成度の高い自主映画、小演劇のよう。フォーマット的にも「DVでもこれくらいのことができる可能性がある」とリアルに感じられるので「映画を撮ろう」とする私にとって、手のとどくバジェット・機材で「これだけできる」と感じれるのは、作品の内容の好き嫌いにかかわらず、大きな励みになる作品でした。







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