マイ・プライベート・アイダホ

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My Own Private Idaho
1991年/アメリカ/105分
製作・監督・脚本:ガス・ヴァン・サント
音楽:ビル・スタッフォード
出演:リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーヴス、ジェームズ・ルッソ、ウィリアム・リチャート、キアラ・カゼッリ、他
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観た映画では「ドラッグストア・カウボーイ」初期ジャームッシュ的というか、初期コッポラ的というか、いわゆる「奇才」の印象のあるガス・ヴァン・サント監督。「エレファント」では2003年のカンヌ映画祭でパルムドールを取っていましたが、ヨーロピアンなタッチ=アンチ・ハリウッド的=純映画的な映画を撮ってくれる監督の印象があり、この未見だった「マイ・プライベート・アイダホ」もそんなタッチを期待しつつ鑑賞。

リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーヴスとかハリウッド的な役者が出ているなぁと思っていたら、テイストはハリウッド的というか、かなり演劇的で映画的な映画を期待していた自分にはかなり拍子抜けの演出だった。チャレンジャーというか節操がないというかきっといろいろやる監督さんなのでしょう。そうじゃないとなかなかチャンスすらつかめないのかもしれないが。

観ていて思ったのは思っていた以上にリヴァー・フェニックスがジョニー・デップに似ているように感じたこと。また、それとは別に、この作品の役柄はリヴァー・フェニックスにハマッテいた、というか、恐らく身を削りながらの役作りだったのでは? と想像してしまったこと。

それと意外とキアヌ・リーヴスには個性がある、というか、どこにいっても「キアヌ・リーヴス」な人なんだろうなということがわかったこと。たしかマトリックスの前の作品なので、それ程世界的にはまだ売れていない頃だったと思うが、大根といわれればそうかもしれないが、西洋人ながらレバノンで生まれているようにどこかオリエンタルなものを感じさせるキアヌの魅力は現れていた映画だった。

作り、構成はハリウッド的で紋切り型のような気は少ししたが、映画としては91年なら今よりマイノリティーであったはずのゲイを描いている割には役者の力もあってか文字通りメジャー感の漂う映画でそれだけでも新鮮。







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