ハードボイルド/ハードラック

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吉本 ばなな

幻冬舎

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「アルゼンチンババア」に引き続き、奈良さんのイラスト装丁に惹かれて文庫を購入。

「脳死とは?」ということを考えさせる作品で、個人的には「アルゼンチンババア」よりも映画にするのにちょうど良いような印象。

吉本ばなな作品は他もそうんな感じがしますが、所謂「女性」が「女性らしい」感性で生き生きとしている主人公を描いているように思う。

自分では共感するところなんてありませんが、「女の人はそういうもんなのかなぁ」なんて思ったり。

作者も主人公も女性だと、手法はさておき、描かれる世界は所謂「女性」から観た「ヤクザもの」や「格闘技」などと同様に追随を許さないものになっているようにも思う。

媚びればイイ、ということではないですが、そこを売りにされるように感じてしまうと同じことのように思います。

「ハードボイルド/ハードラック」ということで、そういうことなのかもしれません。







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