2004年09月

トップページ > 2004年09月

タナトス

タナトスタナトス
村上 龍

集英社

Amazonで詳しく見る

村上龍氏の著作。「エクスタシー」「メランコリア」と続く「エロス3部作」の最終章。 「限りなく透明に近いブルー」「コインロッカーベイビーズ」「海の向こうで戦争が始まる」「愛と幻想のファシズム」などの初期以降の作品では「エクスタシー」「ピアッシング」が特に好きだったのでそういうものを期待して鑑賞。結果満足。

3部作が完結したとすると今後はどんな作品が発表されるのかが期待される。「エロス」をテーマとした作品が終わってしまったことは少し残念。

村上龍氏の映画「東京デカダンス」(原題『トパーズ』)も予想以上に良かったことを思い出しました。

イノセンス

イノセンス スタンダード版イノセンス スタンダード版
INNOCENCE
2004年/日本/99分
監督・脚本:押井守
原作:士郎正宗
声優:大塚明夫、田中敦子、山寺宏一、大木民夫、仲野裕、竹中直人、他
Amazonで詳しく見る

あの「攻殻機動隊」「パトレイバー」などの押井守氏が監督ということで、公開前から圧倒的に期待していたにも関わらず、劇場へはなかなか足が向かずDVD化を待って鑑賞。

周りでは「手放しの大絶賛」声は少なかったのですが、引用文の多さや予想以上に「素子」が登場しなかった(バトーとトグサばかり)のため、自分の期待は少し裏切られる。

とはいえ、本質(言いたいこと)の中心の周りをクルクル回るような「押井節」は健在。意味ありげなまま展開するプロット、凄まじい画力に圧巻。特にオープニング映像が素晴らしい。

1回観ただけでは引用文などの情報が入りきらないので「もう1度」観たくなる。

たしか、カンヌに出品していたけれど、画と比べてしまうと内容に魅力があれば…とも思う節も。


ドッグヴィル、ドッグヴィルの告白

ドッグヴィル プレミアム・エディションドッグヴィル プレミアム・エディション
Dogville
2003年/デンマーク/177分/ R-15
監督・脚本:ラース・フォン・トリアー
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
出演:ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー、クロエ・セヴィニー、ベン・ギャザラ、ジェームズ・カーン、ジャン=マルク・バール、他
Amazonで詳しく見る
ドッグヴィルの告白ドッグヴィルの告白
DOGVILLE CONFESSIONS
2003年/デンマーク/52分
監督:サミ・マーティン・サイフ
出演:ラース・フォン・トリアー、ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー、ステラン・スカルスガルド、クロエ・セヴィニー、ベン・ギャザラ、他
Amazonで詳しく見る

「イディオット」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」などのラース・フォン・トリアー監督作品。 前評判の期待の敷居が高かったせいか、鑑賞中に快楽物質はあまりでませんでした。 ニコール・キッドマンあいかわらず妖艶で綺麗でした。「ニコールがレイプされる」というのは、その設定だけでゴシップ的な感じは否めませんが、その時、というかこの映画の現場の雰囲気を推し量るとなかなか唸らせるものはあります。

この映画の「切り口」というか描かれていることって、確実に「ある」ことではあるとは思うけど、それほどクローズアップしようとは思わないようなことだと思う。だってそんなことばかり見ていても何も前にすすまない、生産性もないじゃん、と思ってしまう。

でも、ドキドキする、というかキリキリと追い詰められる感じがある意味とても新鮮。

プロフィール

「映画喫茶」は自主映画監督、酒井啓が鑑賞した映画や小説などについて綴った備忘録ブログです。プロフィールなどの詳細は下記公式サイトへどうぞ。
■公式サイト(日本語・Japanese)
http://www.sakaiakira.net/
■公式サイト(英語・English)
SAKAI Akira Official Website
http://en.sakaiakira.net/
■「映画喫茶」モバイル版
http://m.sakaiakira.net/

About 2004年09月

2004年09月にブログ「映画喫茶」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブ→2004年08月

次のアーカイブ→2004年10月

他にも多くの記事があります。
メインページ
アーカイブページ



« この他の記事の一覧はこちらから »

Copyright 2007 sakaiakira.net All Rights Reserved.