![]() | ゆれる 2006年/日本/119分 監督・原案・脚本:西川美和 企画:是枝裕和、安田匡裕 撮影:高瀬比呂志 音楽:カリフラワーズ 出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、新井浩文、真木よう子、木村祐一、ピエール瀧、田山涼成、河原さぶ、キタキマユ、田口トモロヲ、蟹江敬三、他 Amazonで詳しく見る |
始めはオダギリジョーさんの主演作だと思って観ていたが、兄弟の話ではあるけれど、観終える頃には次第に香川照之さんが主演でオダギリさんは助演、という感じ。
台本段階ではどちらもが主演でいたはずだが、オダギリさんもいい芝居をしたと思うが、香川照之さんの観るものの意識を惹く演技には正直びっくり。
「ゆれる」はチャラチャラしたものを真剣に撮る、というよりは、骨太な純映画を真剣に撮っているのが観る者に伝わる作品に仕上がっている。冒頭の音楽にはその気合いすら感じる。
主演の2人の脇を固める伊武雅刀さん、新井浩文さん、田口トモロヲさん、蟹江敬三さんなどは確かな演技でこの映画のフレームの格式を与えている、と同時に、木村祐一さんやピエール瀧さんもその特長を活かしアクセントを与えている。これくらいの役者陣が出演すれば、予算的にギリギリの映画であっても、脚本次第ではそれを感じさせない作品となる好例だ。
ちょっと前の東京新聞でも「今注目の女性」という感じで紹介されていたが、個人的にも今後の動向が気になる数少ない監督のひとり。