海猫

トップページ > 日本映画・邦画 > 海猫

海猫海猫
2004年/日本/129分/R-15
監督:森田芳光
原作:谷村志穂「海猫」(新潮社)
脚本:筒井ともみ
撮影:石川稔
音楽:大島ミチル
出演:伊東美咲、佐藤浩市、仲村トオル、ミムラ、小島聖、角田ともみ、蒼井優、鳥羽潤、深水元基、三田佳子、白石加代子、他
Amazonで詳しく見る

「のようなもの」「家族ゲーム」「失楽園」「阿修羅のごとく」などの森田芳光監督の、ある意味「今時には珍しい純愛映画」。

作品を鑑賞すると、良くも悪くも「昭和の漁村」ってこんな感じだったんだろうなぁ、ということを思い起こさせる作品。音楽で言えばこぶしがきいた感じ。

でもやっぱり「今、何故この作品なんだろう」感は否めない気がする。びっくりする程「保守的」を絵に描いたような村社会の悲劇を描くことの現代性が見えてこない。

もちろん映画初主演となる伊東美咲さんは頑張っていたけれど、脱げばいいわけではないが、脱ぐほどではなかったし。やっぱり個人的に観る側としては「脱いではいるけれど、いやらしくはない」ような人間ドラマを観たいので、そういう意味ではそもそも彼女の気合いが足りなかったのでは、という気はする。

周りの脇を佐藤浩市さんや白石加代子さんなどの確かな演技で魅せる役者さんに囲まれているとなおさらそんなことを思ってしまう。いくら深津絵里さんなどの数々の映画女優を発掘してきた森田監督の演出をしても、なんというか痛々しさを感ぜずには居られなかったのが印象的だった。

これもこの前観た「父と暮らせば」のように脚本が甘い、というか原作の小さな世界観に映画が制限されてしまっていることのような気もする。映画的というよりテレビの特番か何かでやればいいのに、と思わずにはいられない。

あまり期待していなかった割には比較的観てガッカリした映画。森田監督が原作を読んで自ら映画化を思い立った、というエピソードがよくわからない。もちろん、制作スタッフさんや関係者の方々は
「良い映画」を作ろうと必死で頑張っていたとは思うが、やっぱり、良い映画にしよう、と作り手が思わない映画はほとんどないわけだし。

「海猫」公式サイト
http://umineko.biglobe.ne.jp/






トラックバック

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 海猫:

» 海猫 送信元 映画や本を淡々と語る
伊東美咲の濡れ場が見物のエロ映画とはいえ、露出度は低い。ストーリーは兄弟、二人の男に恋をしてしまって自滅するだけの鬱映画・・・。 [詳しくはこちら]


プロフィール

「映画喫茶」は自主映画監督、酒井啓が鑑賞した映画や小説などについて綴ったデータベースです。プロフィールなどの詳細は下記公式サイトへどうぞ。

○ 公式サイト
http://sakaiakira.net/
○ 公式サイト(English)
http://en.sakaiakira.net/

PR



Copyright 2005-2011 sakaiakira.net All Rights Reserved.