変態家族・兄貴の嫁さん

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変態家族 兄貴の嫁さん変態家族 兄貴の嫁さん
1984年/日本/62分
監督・脚本:周防正之
企画:朝倉大介
撮影:長田勇市、滝影志
音楽:周防義和
出演:風かおる、山地美貴、麻生うさぎ、大杉漣、他
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最近、ハリウッドでのリメイク作も日本で公開されている、周防正行監督の初期のポルノ作品。DVDに付属のインタビューを見ると低予算、撮影期間は5日間だったよう。とてもタイトな現場だったことが伺えますが、低予算映画はそんなものなのかもしあれません。

小津監督の「東京物語」も模して、「もし原節子が嫁いだ先が変態家族だったら」という設定で作られたこの作品、見所はたくさんあるのですが、「小津監督に重なりたい」という周防監督の想いが全面に現れている。

その時の状況を語る周防監督の表情も生き生きとしていてとても好感のもてるものだった。語っている口もとから悦びがこぼれだしそうだった。これだけの想いがあれば細かいことをあれこれ言うよりさしだされたものを素直に受け入れたくなるし、作品自体にもそれが現れていた。

周防監督はその後「ファンシーダンス」「しこふんじゃった」「Shall we ダンス?」などのエンタテイメント性のある映画を撮ることになりますが、その兆しを感じます。

笠智衆役を若かりし大杉連が演じていたのも新鮮。たしかこのころはまだ30歳くらいだったはず。よい意味でやりたいこと自体を客に媚びない自主映画的な奔放さが感じられてすがすがしい。ポルノ作品なのに。







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