![]() | エゴン・シーレ~愛欲と陶酔の日々~ Egon Schiele 1980年/オーストリア・西ドイツ・フランス/94分 監督・脚本:ヘルベルト・フェーゼリー 撮影:ルドルフ・ブラハセク、音楽:ブライアン・イーノ 出演:マチュー・カリエール、ジェーン・バーキン、クリスティーネ・カウフマン、他 Amazonで詳しく見る |
エゴン・シーレはクリムトの弟子だったことすら知らないほど、美術史はおさえていなかったがそういう意味では1910年代のオーストリアの状況なども含めて、ひとまず勉強になった1本。
のっけから少女のヌードのカットがあるものの、作品のプロット内に回収されているため「エゴン・シーレ~愛欲と陶酔の日々~」という日本語のキャッチが与えるような淫靡な印象はない。画家である人間エゴン・シーレの生活を忠実に再現しようとしているように感じられた。
監督のヘルベルト・フェーゼリーは過去には前衛的な映画を作っていたようだ。エゴン・シーレ自身は前衛的な芸術家だったと思うが、この「エゴン・シーレ」の映画の作りはすこぶる近代的で少々面食らってしまった。なんでもないような事柄を観ていて解かる部分を伴なったような前衛的な作品はカッコイイと思うのだが。
またこの映画の出演者にはジェーン・バーキンをはじめピンポイントで興味を惹かれる人々が出演している。
観ようにもなかなかDVDを見つけられないない「マリーナ」に主演のナイーブさがプロテニスプレーヤーのティム・ヘンマンを思い出されるマチュー・カリエール。「バグダッド・カフェ」にも出演しているというクリスティーネ・カウフマン。「バグダッド・カフェ」はホリー・コールの音楽と太っちょおばさんの切なさの記憶しか残っていないのでもう一度観返さねば。