71フラグメンツ

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71 FRAGMENTE EINER CHRONOLOGIE DES ZUFALLS
71 FRAGMENTS OF A CHRONOLOGY OF CHANCE AMOK
1994年/オーストリア・ドイツ/95分
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ
製作:ファイト・ハイドゥシュカ
製作総指揮:ヴィリー・ゼクレア
撮影:クリスチャン・ベルジェ
プロダクションデザイン:クリストフ・カンター
出演:ガブリエル・コスミン・ウルデス、ルーカス・ミコ、オットー・グルーンマンドル、アンヌ・ベネント、ウド・ザメル、ブランコ・サマロフスキー、クラウディア・マルティーニ、ゲオルク・フリードリヒ、他
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なんというか「小細工なしの直球勝負」といったストイック感の強い作品。

ハネケ監督はDVDに収録さているインタビューでは「全体ではなく断片ひとつ一つの総和がひとつのドラマツルギーとなり、観客はおのおのの経験からそれぞれの断片からリアルな経験をつくりあげる」というようなことを言っている。

観ている時はセルビア?の政治難民の物語かと思ったが、その少年のエピソードも中心的な断片のなかの一つであったことに気づかされる。

彼の映画に「希望」や「明るさ」があまり感じられないのは、ハネケ監督の言葉によると、「それを表現した瞬間に凡庸なもの(イメージ)になりさがる」からであるようだ。「観客に別の世界(希望がもてる世界=良い世界)を喚起させるためには、それ自身を描かないこと」が必要となるようだ。

美学者のアドルノは「芸術は説明なしに真実のみを表現する」というようなことを言っているようだが、これを「啓蒙的な映画」と考えると、説明を聞いて理解した事象ではなく、確かに自分で観たもの、自分で体験したものを拠になりながら、人の生活は行われているようにも思う、などと考えてみたり・・・。







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