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「読もうかな」と思う小説が新潮社文庫、講談社文庫などの大手出版社のものに制限されていたことを痛感。それは結果的に「芥川賞」や「直木賞」「江戸川乱歩賞」などの大きな賞の受賞作家しか読もうとしていなかったのだと反省。
映画ならば、有能なプロデューサーがついて作品を制作できれば、少なくとも映画館での上映は過去の偉大な作品群と同じように可能だ。
受賞云々はコンペティションや興行収入などによって決まるが賞を受賞できなくてもとりあえずロードショーは可能だ。「・・・映画際正式出品作品」という肩書きでも上映はできる。
小説は文学賞と大手出版社が権力をもっていいるので、彼らがよいと認めなければ世に出回る可能性は低い。
そんな次元にかまけていた自分が恥ずかしくなってしまうくらいタカモトノバラ氏の「エミリー」は久々にプロットも自分好みな作家で、めずらしくドキドキしながら読んでしまった。読者としてだけでも出会えて良かった。
小説やエッセイも小学館や集英社から文庫におちていました。ふだんあまりチェックしていない棚だったのですっかり盲点を突かれた感じ。