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この小説、構成は面白いと思うのですが、どうなんでしょう。文学的な評価は村上龍氏の近年の作品群のなかでは高い、という位置づけになるのだろうか。
個人的には「矢崎」などが登場する一連の作品が好みだったのでそういう内容を期待していたのですが、内容的には遠くないのですが、一見説明的でナチュラルだけど結構強引な「展開」で読ませる、よりは「形式的」になっているように感じました。この内容ならば1/3の文字数でコンパクトにまとめることも可能だったのでは、とも思います。
映画もそうですが、小説も「展開」を魅せるだけのものではありませんが、近年の村上龍氏の作品にはおのずと求めてしまいます。
なかば強引ではありますが、それとちょっと言葉にしにくいような事柄を普遍化するところも読んでいてつい「そうかもね」などと思ったりして楽しんでしまいます。
この作品を機に「新たな局面に」なんてことがあれば新しい期待を持てるのですが……。
■「Japan Mail Media」
村上龍氏が編集長を務めるメールマガジン
http://ryumurakami.jmm.co.jp/