« インド夜想曲 | トップページ | サラバンド »

ハードボイルド/ハードラック

ハードボイルド/ハードラックハードボイルド/ハードラック
吉本 ばなな

幻冬舎 2001-08
Amazonで詳しく見る

「アルゼンチンババア」に引き続き、奈良さんのイラスト装丁に惹かれて文庫を購入。

「脳死とは?」ということを考えさせる作品で、個人的には「アルゼンチンババア」よりも映画にするのにちょうど良いような印象。

吉本ばなな作品は他もそうんな感じがしますが、所謂「女性」が「女性らしい」感性で生き生きとしている主人公を描いているように思う。

自分では共感するところなんてありませんが、「女の人はそういうもんなのかなぁ」なんて思ったり。

作者も主人公も女性だと、手法はさておき、描かれる世界は所謂「女性」から観た「ヤクザもの」や「格闘技」などと同様に追随を許さないものになっているようにも思う。

媚びればイイ、ということではないですが、そこを売りにされるように感じてしまうと同じことのように思います。

「ハードボイルド/ハードラック」ということで、そういうことなのかもしれません。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sakaiakira.net/mt/mt-tb.cgi/549

コメントを投稿

プロフィール

「映画喫茶」は自主映画監督、酒井啓が鑑賞した映画や小説などの備忘録ブログです。詳細は公式サイトへどうぞ。
■公式サイト(日本語版・Japanese)
http://www.sakaiakira.net/
■公式サイト(英語版・English)
Official SAKAI Akira Website

About

2006年11月07日 01:02
に投稿された記事です。

前の記事→「インド夜想曲

次の記事→「サラバンド

他にも多くの記事があります。
トップページ
アーカイブページ

PR



>