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最近ようやくイタリア、セリエA、フィオレンティーナからイングランド、プレミア、ボルトンへ正式に移籍が決まった中田英寿選手ですが、この小説は後書きで中田選手本人が書いているように彼のWebサイトに連載されたものを小説(紙媒体)にまとめたもの。
現実の村上龍氏と中田英寿選手の間柄を想像しながら読んでも楽しい本ですが、彼のサッカーの描写は、「エクスタシー」や「ピアッシング」に通ずるものがあったようにも思う。彼独特の「切迫感」のようなものの描写が「サッカー」にもハマッたということか。
小説中の舞台はおそらく中田選手のペルージャ時代のエピソードなどがメインになっていて、今の彼の存在感と比べると「初々しさ」があるように思う。懐かしかった。
