アカルイミライ

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アカルイミライ 通常版アカルイミライ 通常版
2002年/日本/115分
監督・脚本:黒沢清
撮影:柴主高秀
衣装:北村道子
音楽:パシフィック231
出演:オダギリジョー、浅野忠信、藤竜也、りょう、笹野高史、白石マル美、他
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友人から「今度黒沢清が『クラゲ』がたくさん出る映画を作っていて、エキストラ探しているよ」と言われ、2つ返事で参加してしまった作品。

黒沢清の演出が間近かで見られたのは新鮮でした。画を観ての通り、淡々とした演出っぷりでした。「監督もう帰っちゃったよ!」と慌てふためいているアップリンクの助監督の台詞が印象的でした。

さて、本編ですが、これほど様々な視点から鑑賞できる作品は少ないのではないでしょうか?

「文部省認定」的にも観れるし「ゲイ」もののようでもありますし、前提としがちな「倫理観」に対して疑問を投げかけている、ようにも観れます。

DVD巻末のインタビューにもあったように、黒沢監督自体も「これがアカルイミライ」だというものを表現しているわけではなく、観る者に委ねられている部分が多いのが、その要因のような気がします。

劇場では、当時「売出中」だった、オダギリ・ジョーさん目当ての、若い女の子が目立ちましたが、少なからず、藤竜也さんのファンも後ろの方とかにいたはずです。

僕個人は藤竜也さんの演技が観れてとても満足でした。「黒沢監督の演出と藤竜也さんの演技」がスクリーン上でどう現れるのか楽しみにしていましたが、とても満足のいくものでした。一筋縄ではいかない映画です。







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