血と骨

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血と骨 コレクターズ・エディション血と骨 コレクターズ・エディション
2004年/日本/144分
監督・脚本:崔洋一
原作:梁石日
脚本:鄭義信
撮影:浜田毅、小泉篤美
出演:ビートたけし、鈴木京香、新井浩文、田畑智子、オダギリジョー、他
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まさに「血と骨」という感じの映画。想像以上に俳優北野武の魅力が満載の映画だった。と同時に「在日もの」と考えたら原作・脚本・監督、と最高のスタッフで作り上げた感もある。

個人的にはルビィ・モレノさんが主演の「月はどっちに出ている」でもそうだったが、崔洋一監督作品は作品の中に入るのを拒まれている感じがする。

監督を始めとするスタッフや出演者などが一丸となって、情熱的にその気になって良い映画を目指していることは、画から伝わってくるが、自分の中までは浸透してこない。「在日はこんなに大変なんだ!」と叫ばれてピンときません、というような感じを受けてしまうのが正直なところ。

なんというか、どうせいい映画を作るのならば、キューブリック監督などのように、その倫理観自体を宙づりにするような、もっと普遍的な視点で作品を撮れれば面白くなると思うのはキューブリックファンの私だけでしょうか。







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