メノット

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メノットメノット
2005年/日本/104分/R-15
監督・脚本:及川中
脚本:甲谷利恵
撮影:西村聡仁
出演:国分佐智子、藤本綾、金子昇、阿部進之介、魚谷輝明、甲本雅裕、他
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たしか数年前だけど警察沙汰の事件を起こしていたはずの及川監督の最新作ということで劇場まで足を運ぶ。タイトルはわからないけど友達が及川監督の作品に出演したことがあるようで気になる監督の一人だった。

15禁のレイトショーなのでもっといやらしいシーンが多いかと思ったのですが「さりげない感じ」でこれで「映倫」にひっかかってしまうのはシビアな現実ですな。この作品にはないですが、そもそも作品に「ぼかし」入れるような日本映画? 映倫? の現実が未だに理解できない。普通に考えたらあり得ないことだと思うのですが。

さて本編ですが、登場人物のキャラクター設定が現実以上にハッキリ分かれていたところが気になった。そういう演出なんだろうけど所謂「演劇的」な感じがして「映画的」なリアリティーは感じられない。

こういう脚本は基本的にファンタジーではないのである程度「実話に即した」とか「現実にあり得るような」感じが必要になると思うますが、そこからの方向性が「即興」など「役者の地の部分」を活かす、というよりは、一つの「その映画の中での現実」を設定し、結果的に脚本を忠実に再現する、という方法がとられたように思う。

特に前半はしっくりこなかったのですが、後半はプロット内での不確定な要素が収斂してテンポアップしていてよかった。

出演の金子昇さんや藤本綾さんは以前テレビで見たことがあったように思うのですが、これからは映画にどんどん出演して欲しいです。出演数が増えれば事前情報としての「存在感」が増す、ということもあると思うのです。

あと藤本綾さんのヌード、綺麗でした。「脱ぐイメージ」の無い人が脱ぐとひとまずグッときてしまいます。







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