カッコーの巣の上で

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カッコーの巣の上でカッコーの巣の上で
One Flew Over The Cuckoo's Nest
1975年/アメリカ/129分
監督:ミロス・フォアマン
原作:ケン・キージー
脚本:ローレンス・ホーベン、ボー・ゴールドマン
撮影:ハスケル・ウェクスラー
出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、マイケル・ベリーマン、ブラッド・ドゥーリフ、他
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「勝手にミロス・フォアマン映画祭」第1弾として、「カッコーの巣の上で」を鑑賞。

ミロス・フォアマン監督は両親をゲシュタポによって亡くしたチェコスロバキア人ですが、自国の政治不安を理由に、結果的には1960年代後半にアメリカに亡命している。

チェコ時代には「火事だよ! カワイ子ちゃん」(日本未公開)「ブロンドの恋」などの「チェコヌーベルバーグ」と呼ばれる作品を監督しているが、世界にその名を知らしめたのはこの作品「カッコーの巣の上で」で当時のアカデミー賞を総なめにした頃からだろう。

チェコ時代は自主制作のような形で映画を製作していたが、アメリカに渡ってからは「アマデウス」など、比較的重いテーマの大きなバジェットの作品の監督を務めている。

以前観たはずの「カッコーの巣の上で」ですが、あまりの名作っぷりに、かなり以前に観たか、映画の本などで読んでいただけか判別できないまま鑑賞。

こういう映画のスタイルは昨今は流行らないと思いますが、良質の映画であることは間違いない。こういう物言いもどうかとは思いますが、この映画を観て何も感じるところがないような人と、僕は何も話をする必要はないだろうなとも思う1本。

監督のミロス・フォアマン曰くにジャック・ニコルソンは地を活かして演技していた、というか、ジャック・ニコルソン本人がそこにいた程ハマリ役だったようで、その後の彼の作品をみても凄いけれど「たんに変な人」感があるのは否めないかもしれない。眠りっぱなし・・・。

製作に関わったマイケル・ダグラスなど、この作品を経験した人々の多くがその後大活躍していることからもわかるように、監督、製作、脚本、出演者、その他もろもろの状況等がうまくまとまった、ある意味奇跡的な映画。







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